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(1)位 置 あまくさ農業協同組合管内は、熊本県の西南部に位置し、本渡市佐伊津・天草町・河浦町・牛深市・新和町・姫戸町・御所浦町・龍ヶ岳町・倉岳町・栖本町・有明町・松島町・大矢野町の2市11町を区域とする地域である。 天草地域は、島原湾・天草灘・不知火海に囲まれた天草上島・下島を主島とする大小120余りの島々からなり、島の中央部には400〜600mの山々が連なりあった地形をしている。 (2)特 性 天草地域は、西岸を流れる対馬海流の影響を受け、全体的に海洋性の温暖な気候で一部には無霜地帯もあります。年間を通して降水量は多いものの、河川はいずれも流路が短く、勾配がきついため降水は短時間で海へ流出しますし、土壌は砂岩・貢岩などからなり、保水力に乏しいため地下水量が少なく、干ばつの被害を受けやすい条件もありますが、それぞれに地域の特性を生かした農業が行われています。 地域別にみると、平坦地では県下でもっとも早い超早場米の水稲生産や路地野菜・施設園芸など、傾斜地ではかんきつを中心とした果樹生産や畜産などが行われています。また、海岸部の無霜地帯では、冬期の温暖な気候を活かした花きなどの生産が盛んに行われています。 |
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区 分 |
専 業 |
第1種 兼 業 |
第2種 兼 業 |
合 計 |
基幹男子農業専 従者のいる農家 |
認定農 業者数 |
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5年前 (H7年) |
市町村 | 1,127 | 893 | 3,445 | 5,465 | 801 | 45 |
地 区 | 1,047 | 792 | 3,139 | 4,978 | 729 | 45 | |
H12年 現 在 |
市町村 | 896 | 519 | 2,468 | 3,883 | 625 | 448 |
地 区 | 852 | 444 | 2,225 | 3,521 | 564 | 379 |
区 分 |
田 |
普通畑 |
樹園地 |
その他 |
合 計 |
耕地利用率(%) | 基盤整備率(%) | |
5年前 (H7年) |
市町村 | 4,195 | 1,999 | 2,521 | 20 | 8,735 | 11.0% | 48.2% |
地 区 | 3,284 | 1,594 | 1,990 | 15 | 6,883 | 11.0% | 48.2% | |
H12年 現 在 |
市町村 | 3,725 | 1,740 | 2,111 | 15 | 7,591 | 9.7% | 52.4% |
地 区 | 2,971 | 1,420 | 1,658 | 12 | 6,061 | 9.7% | 52.4% |
区 分 |
人 口 |
世帯数 |
産業別就業人口 | ||
第1次 | 第2次 | 第3次 | |||
5年前(H7年) | 99,672 | 33,218 | 11,219 | 11,234 | 20,681 |
H12年現在 | 95,116 | 33,039 | 7,907 | 9,749 | 20,552 |
メディア | 管理主体 | 利用情報の種類 | 具体的内容 | 情報源 | 利用者 |
− | − | − | − | − | − |
課 題 新規就農者の減少など若年層の割合が低下するなかで、農業就業者の約半数を60歳以上の者が占めており、農業者の高齢化が進んでいる中で、他産業並の所得やゆとりを確保できる、高い技術力や経営感覚をもった自立経営体を育成するために、農業技術や各種営農情報等、又、農産物の生産から流通に至る、農業生産に必要な様々な情報を十分活かし、低コスト高付加価値生産を目指した、地域農業の確立を図る必要があります。 また、多様・高度な農業者等利用者ニーズへ的確な対応をするために、地域内外のコミニケーションの推進を図り、地域活性化により魅力ある農業・農村づくりが必要となってきます。 |
現 状(H13年) | 目 標(H19年) | IT人口比率(%)又は増加率(ポイント) |
(a)/(b)( 1.61%) | (a')/(b)( 22.25 %) | 22.25% (20.64%) |
(a)IT人口( 94人) (b)農業者数(5,842人) |
(a')IT人口(1,300人) |
項 目 | 現状(A)(H13年) | 目標(B)(H19年) |
農業簿記記帳者と青色申告者の育成 |
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計画時 |
目 標 |
目標達成プログラム |
増加率 |
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1年度目 | 2年度目 | 3年度目 | 4年度目 | 5年度目 | |||
94人 |
1,300人 |
340 |
580 |
820 |
1,060 |
1,300 |
20.64 |
目標達成に向けた取組方策: パソコン研修室と遠隔地については支所会議室等を利用し、パソコン基礎操作研修、パソコン通信等の操作研修会および、営農情報利用研修会を、生産者部会・青色申告部会・青壮年部・女性部等を中心に研修会を開催するとともに、農家の依頼に応じて一定規模以上で開催する。 なお、パソコン機器が必要な人へは、共同購入を斡旋する。 |
事 項 |
計画時 |
目標 |
目標達成プログラム |
増加率 |
||||
1年度目 | 2年度目 | 3年度目 | 4年度目 | 5年度目 | ||||
農業簿記記帳者と青色申告者の育成 | 171 |
400 |
196 |
222 |
248 |
300 |
400 |
234% |
目標達成に向けた取組方策: 農業経営簿記ソフトの操作研修会を青色申告会部会と連携して実施するとともに、各部会組織と連携又は、広報誌にて募集などの方法を使い、農業経営簿記ソフトの普及を図る。高齢者等でソフト利用が困難な農家には、JAが受託し行う。 |
メディア |
利用情報の 種類 |
具 体 的 内 容 |
情 報 源 |
利用目標 |
利用者情報システム |
営農台帳管理 お天気情報 農機車輌情報 農家経営管理 市況情報 農家取引情報 農業支援関連情報 お知らせコーナー コミュニケーション広場 |
個々の農家情報を一元的にデータ化し、各種営農統計情報や生産計画情報を把握し、各種計画の策定や調整など具体的な施策に活用する。 農産物の気象災害回避や栽培計画、作業計画を行うために、農家へ気象情報を提供する。 JA・経済連の農業機械および農業機械の中古情報を閲覧し、農家の要望・需要に見合った商品を選択可能とする。 業務システムよりデータ連動を行い、農業経営簿記への記帳を省力化し、農家が経営状況を適格に把握し、改善するための基礎情報である。 農産物の市況速報を提供することで、農家や販売担当者が出荷計画や販売戦略に役立てる。 購買品の取引情報・販売品の精算情報を提供し、農家の資金管理および、迅速な売上管理の支援を行う。 栽培技術・病害虫の予察情報や農家の農業経営や農作業に有利な情報を提供し、農家の農業経営に役立てる。 JA・行政・関係機関・その他団体等からのイベント等のお知らせをホームページで提供する。 個人が公開したい情報や求めたい情報の場として掲示板やテーマ別の会議室を設け、コミュニケーションの拡大や情報交換に役立てる。 |
農家 県センター(気象情報提供会社) JA・経済連 JA 経済連・果実連等 JA JA・系統機関・その他団体等 JA・行政・関係機関・その他団体等 農家 |
5,614戸 1,300戸 1,300戸 400人 1,300戸 1,300戸 1,300戸 1,300戸 1,300戸 |
利用者情報システム |
Q&A |
農業技術関連および生活関連の質問・疑問を分類別、相手先別に投げかけ、きめ細やかな回答を行う。また、Q&Aの内容を公開することにより情報の共有化を図る。 | JA・農家 |
1,300戸 |
農業情報利用研修システム |
利用者情報システム(イントラネットシステム) 農業経営簿記システム 文字入力ソフト(一太郎等) 表計算ソフト(EXCEL等) インターネットシステム |
農家へのIT機器利用・設置を促進することを目的に、パソコン研修室を利用し、営農に関する情報を使いこなす能力を向上させるため、パソコンの基本操作ソフトや利用者情報システムさらにインターネットシステムを活用する能力を育成する。 |
JA |
1,300戸 |
施設名 |
メディア |
事業主体 |
管理主体 |
運営要員 |
規 模 | ||
個 別 農家数 |
共 同 利用数 |
その他 対象外 |
|||||
天草地域農業情報センター | 利用者情報システム | あまくさ農業協同組合 | あまくさ農業協同組合 | 120名 |
852名 |
5,614名 |
− |
施設名 |
事業主体 |
受益戸数 |
事業量 |
事業費 |
負担区分(千円) | 資金調達(千円) | ||
国
費 都道府県費 |
市町村費 その他 |
起債 |
資金等 |
|||||
天草地域農業情報セ ンター |
あまくさ農業協同組合 |
5,614戸 |
○情報システム・機器一式 | 104,006千円 |
49,527 |
− |
− |
54,479 |
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