天草市新和町では8月11日、トルコギキョウの定植が始まりました。同町では、コスト削減や定植時期に合わせて苗を準備できるため、6年前から育苗に取り組んでいます。今年は長雨が続き、日照不足で苗の生育が少し遅れましたが、例年並みの出来となりました。
この日定植を始めた同町の川口直さん(61)は、5月30日に播種した苗を、4〜5日間かけてハウス15eに定植。4枚半から6枚の葉が出た苗を、ピンセットでひとつずつ丁寧に植え付けていました。川口さんは、作型に合わせ5回に分けて栽培を行い、今作が1回目。出荷開始は11月の予定です。
JA指導員は今後の栽培管理について「定植後は水管理に気をつけなければならない。苗が早く土のなじむよう、水を切らさない事が大切です」と話しました。
JAあまくさ管内の各地区でも、8月下旬から定植が始まり、11月から出荷が始まります。平成21年度JAでは、出荷本数96万5千本、販売高1億1635万円を計画しています。 |