耕作放棄地にヒマワリを
〜地元農業委員と小学生が種まき〜
耕作放棄地の解消と有効利用を図ろうと天草市農業委員会は7月16日、天草市有明町で地元の小学生も参加し、ひまわりの種まきを行いました。
この事業は農業委員会委員自主活動の一つとして、担い手不足で荒廃している農地に景観作物を栽培し農地の再生を図り、次作から地元担い手へ引き継ぐことで農地の有効利用を目指すことを目的に取り組んでいます。また、地域の住民や学校等への参加を呼びかけることで、農業と触れ合う機会にもなっています。
場所は有明町上津浦の国道324号線沿いの圃場で、天草市農業委員11人と天草市立浦和小学校4年生26人は、20eの圃場一面に緑肥・景観用ヒマワリの種をまき、約1時間後に種まきが終了。最後に鳥害防止のために、使用済みのCDを吊り下げた竹を圃場にさして全ての作業を終えました。参加した小学生は「種まきは好きではなかったけど、とても楽しくて好きになりました。最後まで出来て良かったです」と笑顔で話していました。
農業委員会の河内康憲委員は「今日参加した子供たちが、農業や農地の大切さ、ものを育てる喜びを少しでも感じてくれればと期待しています」と話し、今後の取り組みにも意欲を示しました。
9月初めには3万3千本のヒマワリが見ごろを迎え、農業委員会では種まきをした小学生や地域住民に参加を呼びかけ、収穫体験を行う事を計画しています。 |