―農業を始められたきっかけは何ですか?
東京で33年間、電気工事士をしていました。親も高齢になりましたので戻ってきました。せっかく天草に帰ってきたので、農業をしたいと思いインゲンの栽培を始めました。
―インゲン栽培の1年間の流れを教えて下さい。
私は春作と秋作の年に2作行っています。春作は1月中旬に種をまき、収穫は4月から始め6月いっぱいまで行います。秋作は9月下旬に種をまき、収穫は11月上旬からを予定しています。
今年の春作からハウスを導入しました。ハウスにすると、豆の表面がビロードのようになり、見た目も良くなります。
―現在は収穫時期ということですが、1日のお仕事はどのような流れでおこなっているのですか?
他の作物との兼ね合いもありますが、収穫最盛期は、朝早くから午前中いっぱい収穫し、暑い時間帯は休憩。また3時ごろから収穫を始め、夜に選別・箱詰め作業を行います。
―今作の出来はいかがでしょうか?
今年の春は、なかなか寒くて丈が伸びなかったですが、品質はバッチリでした。
―インゲン栽培において『こだわり』はありますか?
インゲンだけではありませんが、もともと持っている土の力を引き出したいと思っており、農薬は使わず、肥料も最低限に抑えています。自分が思う「安心安全」にこだわりたいと思っています。
―農業以外のお仕事をされてきた石井さんですが、農業の難しいところや大変なことな何ですか?
まだまだ始めたばかりで、手探り状態です。頭ではわかっているのですが、体がついていきません。
―では農業を始めて嬉しかったことや、良かった事は何ですか?
まだ寒い1月に種をまきますので「ちゃんと芽が出てくれるのかな」とちょっと心配になりますが、しっかり芽が伸びて花が咲いたのを見たときは、嬉しくなりますね。
あと、農業を始めて仲間が増えたことですね。
―今後の目標は何ですか?
食べていける農家になることです。
―将来の夢は何ですか?
まだまだ「暗中模索」という言葉がぴったりな状態です。まずは、いろんな品目に挑戦してみたいと思います。
―最後に、消費者の皆様へ石井さんが大切に栽培されているサヤインゲンのPRをどうぞ!
天草では昔から厳しい選別で、品質はどこにも負けません。私もですが、皆さんこだわって作っています。ぜひ一度食べてみて下さい。
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