−この地に生きる−

あまくさ人


安全でおいしい農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

河浦町

   いしい    としみつ

 石井 年光さん(57)

  

☆サヤインゲン2e、その他に甘長トウガラシ2e、ピーマン5eを栽培

☆就農2年目

  梅雨入り直後の6月16日。梅雨の曇り空から晴れ間が顔を出し、夏の日差しが降り注ぐハウス内で「暑いですね!」と汗を拭きながら収穫作業に励む石井さんにインタビューしました。

 

―農業を始められたきっかけは何ですか?

  東京で33年間、電気工事士をしていました。親も高齢になりましたので戻ってきました。せっかく天草に帰ってきたので、農業をしたいと思いインゲンの栽培を始めました。

―インゲン栽培の1年間の流れを教えて下さい。

 私は春作と秋作の年に2作行っています。春作は1月中旬に種をまき、収穫は4月から始め6月いっぱいまで行います。秋作は9月下旬に種をまき、収穫は11月上旬からを予定しています。

 今年の春作からハウスを導入しました。ハウスにすると、豆の表面がビロードのようになり、見た目も良くなります。

現在は収穫時期ということですが、1日のお仕事はどのような流れでおこなっているのですか?

  他の作物との兼ね合いもありますが、収穫最盛期は、朝早くから午前中いっぱい収穫し、暑い時間帯は休憩。また3時ごろから収穫を始め、夜に選別・箱詰め作業を行います。

―今作の出来はいかがでしょうか?

  今年の春は、なかなか寒くて丈が伸びなかったですが、品質はバッチリでした。

インゲン栽培において『こだわり』はありますか?

  インゲンだけではありませんが、もともと持っている土の力を引き出したいと思っており、農薬は使わず、肥料も最低限に抑えています。自分が思う「安心安全」にこだわりたいと思っています。

―農業以外のお仕事をされてきた石井さんですが、農業の難しいところや大変なことな何ですか?

  まだまだ始めたばかりで、手探り状態です。頭ではわかっているのですが、体がついていきません。

―では農業を始めて嬉しかったことや、良かった事は何ですか?

  まだ寒い1月に種をまきますので「ちゃんと芽が出てくれるのかな」とちょっと心配になりますが、しっかり芽が伸びて花が咲いたのを見たときは、嬉しくなりますね。

 あと、農業を始めて仲間が増えたことですね。

―今後の目標は何ですか?

  食べていける農家になることです。

―将来の夢は何ですか?

 まだまだ「暗中模索」という言葉がぴったりな状態です。まずは、いろんな品目に挑戦してみたいと思います。

―最後に、消費者の皆様へ石井さんが大切に栽培されているサヤインゲンのPRをどうぞ!

  天草では昔から厳しい選別で、品質はどこにも負けません。私もですが、皆さんこだわって作っています。ぜひ一度食べてみて下さい。




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