−この地に生きる−

あまくさ人


安心・安全な農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

久玉町(牛深)

 

 いわした  と し ひで

 岩下 登至秀さん

      じゅんこ

      順子さん

☆スナップエンドウ(施設)30eを栽培。

その他ソラマメやオクラ、水稲なども栽培。

  温暖なイメージがある牛深ですが、岩下さんの圃場がある久玉町内の原地区は山間の盆地で天草内でも気温が低く、この日の朝は−5℃まで冷え込みました。「厳しい条件の中でこれだけのスナップエンドウを作る岩下さんはすごい!」とJA指導員が太鼓判を押す岩下さん夫妻にインタビューしました。 (取材日:平成23年2月3日)

 

―これまでの経歴を教えて下さい。またスナップエンドウの栽培を始められたきっかけは?

 【登至秀さん】会社勤めから農業に転職し11年になります。なにもかもが手探りで、とても大変でした。

 はじめはインゲンの栽培を行っていましたが、指導員のすすめでスナップエンドウを取り入れました。最初は露地で行っていましたが、10年前にハウスを建てインゲンからスナップエンドウに切り替えました。

【順子さん】 私も以前は会社に勤めていました。

― スナップエンドウの栽培の流れについて教えて下さい。

 【登至秀さん】 現在収穫しているものは、9月中旬に種をまき、11月下旬から収穫を始めました。気温が上がりだす2月後半からピークを迎え、5月初旬まで収穫する予定です。

現在は収穫期ということですが、1日のお仕事の流れを教えて下さい。

【登至秀さん】朝から収穫し、収穫が終わったら整枝作業などをします。その後箱詰めをし、翌日出荷します。

 (取材をした2月初旬は)まだ寒いのでそんなに量はありませんが、気温が上がれば一気に収量が上がります。

【順子さん】多い時は1日中収穫作業し、夜中まで箱詰め作業に追われます。

―今年の冬は寒いですね。スナップエンドウにもやはり影響はあるのでしょうか?

【登至秀さん】そうですね、昨年11〜12月の日照不足とこの低温で、量や品質に影響が出ています。でも今たくさん花がついているので、3月に入り気温が上がれば今咲いている分が出来てきます。今後の気温の上昇に期待しています。

【順子さん】花や実に毎日「がんばれ!がんばれ!」と話しかけています。

― スナップエンドウを栽培する上で一番注意すべき点は何ですか?

【登至秀さん】病気を入れるとハウス内に広がってしまいます。湿気に弱いので、病気が発生しないよう換気に気をつけています。

 

― では岩下さんがスナップエンドウを栽培する上で工夫していることやこだわっていることは何ですか?

【登至秀さん】そうですね、良い品物を作るためには、やはり良く観察することだと思います。1本1本をしっかり目で確認することですかね。

― お二人とももともと会社にお勤めだったということですが、農業の大変なところはどんなところですか?

【登至秀さん】 天候に左右され、思い通りにいかないところですね。ここは天草の中でも気温が低く、栽培するには厳しい環境です。

 

― 反対に農業の良いところ、または嬉しかったことは何ですか?

【順子さん】自然の中でのんびり楽しく仕事ができる所ですね。

【登至秀さん】やはり収穫の時に喜びを感じます。収穫までには様々な苦労がありますから。

― 今年平成23年の目標を教えてください。

【登至秀さん】3d取り目指して頑張ります。

―将来の夢・今後の目標は何ですか?

【登至秀さん】 栽培技術の向上を図り、秀品率を上げること。いいものを作ることです。

【順子さん】これまでのように二人三脚でがんばります!

   




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