−この地に生きる−

あまくさ人


安心・安全な農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

新和町

 

   かわさき ましお

   川ア 眞志男 さん

      

     

☆水稲 11.13f栽培

 就農年数 38年

 梅雨明けを思わせるカンカンと晴れ渡った青空の下、鮮やかな緑色が一面に広がる水田。ここで、自然農法栽培を行っている川崎さんにインタビューしました。(取材日:平成23年7月8日)

 

 

―就農したきっかけは何ですか。

 高校卒業後は東京で建築関係の企業に勤めていました。ところが、家業を継いでいた兄が企業へ勤める事になり、私がその後を継ぐことになりました。以前はメロンやきゅうり、いちご、甘夏、温州みかん等を作っていましたが、平成12年からは米を専門に作っています。

 

―水稲栽培で心がけている事や工夫されている事はありますか。

 農薬化学肥料を使わない自然農法栽培を行っています。また、水が基本であると考えており、水田の水は超活性水を使用しています。超活性水を使用した農産物が元気に育ち、その農産物を食べた人が元気になる。そして、水田から流れる水で河川や川の水質バランスが良くなり、環境の改善にもつながります。このような「環境回復型農業」に取り組んでいます。

 

―就農して苦労した事や大変だった事はありますか。

 自然農法では草取りが一番大変です。今年は正月から雪が降り寒かったから、除草のたよりにしているタニシが出てこず、約11ヘクタールの水田の雑草を全部自分たちで除草しました。

 

―農業での喜びや、嬉しかった事はありますか。

 6月の大雨の影響でいもちが多く発生しましたが、超活性水を使用している為でしょうか、稲のバランスが全部良くなってきています。米を作って良いものが出来て、その米をお客さんに食べてもらって、美味しかったと言ってもらえることが一番の喜びですね。

 

 

―今年の出来はいかがですか。

 春先の低温により田植えが2、3日遅れ、いもちも発生しましたが、順調に生育しています。今日みたいな良い天気が続けば問題ありません。刈り取りは8月の4、5日になるでしょう。

 

―今後の目標や、新たに取り組みたい事はありますか。

 6月末より玄米を使ったスナック菓子を試作しています。そのまま食べてもいいし、スープに入れてもいいし、離乳食などにもおすすめです。化学製品を使わず油で揚げないため健康によく、玄米そのままの栄養成分が簡単に摂取できるので、今後は病院や保育園、老人ホーム等へ玄米スナックをつないでいきたいです。いつかは工場が作れるといいですね。

 

   




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