―就農したきっかけは何ですか。
【健一さん】親の代から農業をしていたので、後を継ごうと考えていました。農業高校の園芸課で野菜栽培について学び、卒業後に就農しました。農業高校では、ネットメロンやトマト、きゅうり、大根などを学んでいました。
―甘長とうがらしを栽培するに至ったきっかけは何ですか。
【健一さん】夏場に収穫できる農産物が何もなかったので、JAの推進もあり、甘長とうがらしの栽培を始めました。
【由美子さん】きゅうりも作っていますが、1ヶ月程で収穫が終わります。甘長とうがらしは6月から11月上旬ごろまでの長い期間、収穫できます。
―導入して2年目となりますが、心配や不安はありませんでしたか。
【健一さん】いろいろ栽培してきているので、大丈夫だろうと思っていました。
―栽培する上での工夫や心がけている事はありますか。
【健一さん】夏場の栽培なので、水分管理には気を配ります。他には、化学合成農薬を減らすために天敵農薬を入れています。天敵農薬とは、病害虫を捕食する生物のことで、安心・安全な野菜作りに努めています。
【由美子さん】ハウスの温度調整も気を付けています。
―就農して苦労した事や大変だった事はありますか。
【健一さん】就農した当初は技術が伴わず、作るたびに苦労しました。台風でハウスがつぶれた事もありました。ちょうどその時ハウスにきゅうりが入っていて、慌ててハウスを補強しました。
【由美子さん】春や秋は収穫が重なるので大変です。年々、夏の温度が上がっているので、スナップが焼けてしまいます。
―農業での喜びや嬉しかったことはありますか。
【健一さん】一生懸命作った農産物が、収量・収入ともに多いと嬉しいですね。
―今年の出来はいかがですか。
【健一さん】去年よりもいいものが出来ています。
【由美子さん】導入2年目となり栽培方法の情報も入るようになったので、生理障害が減り、収量が増えました。
―今後の目標を教えて下さい。
【健一さん】各品目とも高品質で安定した生産を目指します。
【由美子さん】たまねぎの面積を拡大して収入を増やし、安定させることです。
―おすすめの料理を教えて下さい。
【由美子さん】ごま油で炒めた後、かつおぶしとしょうゆを加えると美味しいですよ。
シーチキンを混ぜても美味しいです。
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