−この地に生きる−

あまくさ人


安心・安全な農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

 

大矢野町

 

 みずの たけはる

  水野 武晴 さん

     

 

☆天草文旦50e、極早生みかん50e、露地デコポン40e、あまくさ晩柑15e、加温天草(ハウス)10e、桃20e栽培。

 果樹部会大矢野支部で副支部長を務める水野武晴さん。時間が空いた時には魚釣りをして、のんびりとした時間を楽しんでいるそうです。収穫間近の天草文旦の甘い香りが漂う園地で、水野さんにインタビューしました。

(取材日:平成24年1月13日)

 

 

―就農されたきっかけは何ですか。

 父の代から農業を始めました。私は5人兄弟の末っ子で、高校を卒業した当時、家に残っていたのは私だけでした。父の働く姿を見てきて農業に興味もあったので、19歳の頃から手伝いを始めるようになりました。

 

―家族構成を教えて下さい。

 父、母、妻、子どもが3人です。選別作業は私が行いますが、収穫は父と母も行い、忙しい時は妻も手伝います。今日は父と母がデコポンの収穫を行っています。

 

―天草文旦の1年間の作業の流れを教えて下さい。

 3月下旬に発芽し、5月上旬(GWごろ)に開花します。その時に、甘夏や河内晩柑の花粉を天草文旦の花1つ1つに付けて受粉させます。こうすることで、形が良くなり肥大促進につながります。この作業が文旦作りで一番重要です。5月下旬には実が付き始め、6月に摘果します。樹上完熟する翌年2月1日から収穫を始め、1個1個ポリ袋で約1ヶ月間貯蔵し、美味しくなった果実を出荷します。

 

―あと約2週間ほどで収穫となりますが、生育状況はいかがですか。

 春先の低温で受粉しているか心配していましたが、形も香りも良く上々です。収穫を控えた現在は、天草文旦の特徴である爽やかで甘い香りが漂っています。

 

―天草文旦の栽培で工夫されていることや、こだわっていることは何ですか。

 黒点病が入らないように剪定で1本1本に陽が当たるように間を空けて管理し、天候を見ながら最小限の農薬散布に努めています。

 

―農業をしていて大変だったこと、苦労したことは何ですか。

 台風や大雨、干ばつ等の自然災害が一番苦労します。就農当初の20歳くらいの時に1週間に3回も台風が来たことがあり、その時は大変でした。

 

―農業をしていて良かったこと、嬉しかったことは何ですか。

 1年間かけて大切に育てた農産物を、無事に出荷できた時が嬉しいです。「Aコープ大矢野(直売所)」「上天草物産館さんぱーる」「JA天草とれたて市場」でも販売しています。

 

―今後の目標を教えて下さい。

 消費者のみなさんに安心して美味しく食べてもらえるような果実を作っていきたいと思います。

 

         




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