−この地に生きる−

あまくさ人


安心・安全な農産物づくりに取り組んでいるあまくさの人びとを紹介。

その魅力に迫ります!!


 

 

倉岳町

 

 じょうづか しげみつ

  城塚 茂光 さん

      みちよ さん

 

☆イチゴを17e栽培(品種:さがほのか、ひのしずく)

☆その他、水稲40e、飼料米35e、キュウリ5eを栽培

 朝の収穫を終え、イチゴの手入れをされていた城塚茂光さん・みちよさんご夫妻。現在はイチゴの量が増えてきているところで、3月〜4月には収穫のピークをむかえます。品種「さがほのか」を栽培しているハウスの中で茂光さんにインタビューしました。

(取材日:平成24年2月10日)

 

 

―就農されたきっかけは何ですか。また、イチゴの栽培を始められたきっかけは何ですか。

 家は農家で、小さい頃から跡取りになるよう言われていましたが、中学を卒業後は大工の道へ進みました。同時に早期水稲の育苗を10年程ほど行っていましたが、腰に不安があって水稲育苗をやめました。その育苗に使っていたハウスが空いてしまったので何か始めたいと思っていたところ、倉岳町でもイチゴの栽培が始まり、私も作ってみようと思いました。イチゴの栽培を初めて20年ほどになり、5年前からは農業に専念しています。

 

―イチゴの1年間の栽培の流れを教えて下さい。

 前年9月に定植した株から出たランナー(子苗)を『親株』にするため、その年の11月初旬に採取します。それを2月初旬に15cmポットで育苗し『親株』を育てます。5〜6月に『親株』から出たランナーを採取して定植用の苗を育てます。その苗を9月中旬に定植し、11月中旬からイチゴの収穫が始まります。このように、親株の育苗からイチゴが出来るまでには約14カ月間かかります。

 5月まで収穫を行いますが、多い時は1日200パック出荷します。現在は、収穫をしたり、古葉やランナーを取ったりしています。

 

 

―イチゴの生育状況はいかがですか。

 秋口の天候が影響して1番花・2番花は小玉で早く出たため量が少なかったのですが、現在だんだん量が増えてきて味がのってきています。気温が低いと時間をかけてゆっくりと熟すので、甘味が増しています。

 

―イチゴの栽培で工夫していること、気を付けていることは何ですか。

 病害虫の発生を防ぐために、肥料や農薬には気を使います。いいと聞いたものは、いろいろ試しています。

 

―イチゴを栽培していて大変だったこと、つらかった事は何ですか。

 8年くらい前はすべて土耕栽培でした。以前には4月にうどんこ病が多発し、ハウス1棟全てを処分しました。

 

―イチゴを栽培していて良かった事、うれしかった事は何ですか。

 品質の良いイチゴができた時がうれしいです。JA直売所「天草とれたて市場」や「Aマート倉岳」にイチゴを出していますが、毎日のように誰かが「美味しかった」と言いに来てくれるので、それが励みになっています。

 

―平成24年の目標を教えて下さい。

 現在は2番花・3番花の収穫をしています。4番花まで収穫は続くので、しっかりと手入れをして5月いっぱいまで収穫したいと思っています。

 

―最後に農産物のPRをお願いします。

 味がしっかりと付いていて、2回・3回と手が出るようなイチゴができています。ぜひ一度ご賞味ください。

 

 

         




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