―就農されたきっかけは何ですか。
私が中学を卒業するころに父親が甘夏の栽培を始め、卒業後に手伝うようになりました。
―桃の栽培を始められたきっかけは何ですか。
平成11年にデコポンが台風被害にあい、台風対策として平成12年から桃の栽培を始めました。デコポンと桃の2本立てで栽培することで、台風が来てもどちらかが残るようにと考えました。露地栽培から始めましたが、日当たりが悪く果実があまり取れなかったため、5年前にハウスに植えかえてトンネル栽培を行っています。
―栽培する上で気を付けていることや、工夫されていることは何ですか。
温度管理や肥料の種類・量に気を付けています。今年は温度管理が上手くいきました。また、乾燥による木の衰弱を防ぐために、昨年からは夏場の潅水も行っています。
―今作の生育状況はいかがですか。
5月25日からピンク色に色づき始めました。順調に生育し、甘い香りが漂っています。昨年は初なりで少なかったのですが、今年は3倍の収量がありそうです。
―農業をされていて最も苦労したことは何ですか。
桃をハウスで栽培するために水が必要なので、妻と2人でホースをかついで4`先の山奥から水を引っ張ってきました。これが一番しんどかったですね。
―農業をされていて最もうれしかったことは何ですか。
御所浦は台風被害が大きいので、台風が来ずに農作物が無事に実り、出荷出来た時が一番うれしいです。
―今後の目標は何ですか。
球磨にトンネル栽培の視察研修に行った時、大変勉強になりました。もう一度視察に行ってみたいです。そして、施設栽培の素晴らしさを広めていきたいです。
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