牛深市
〜牛深のひとびとに守りつがれて…〜
久玉権現山と猿田彦

 牛深市久玉町の権現山は標高430メートルで、頂上には巨大な石がそびえたっています。これを人々は、猿田彦大神と呼んでいます。これは、道案内の神と呼ばれ境界にあり疫病、災難が入るのを防ぎ、守り続けているといわれています。
 権現山のふもとには、山頂に登れない人のために下宮があります。ここは旧暦9月25日には、お祭りが行われ、現在でも氏子や近くの方々がここを訪れます。今年は、12月24日、25日の2日間、お祭りで大賑わいでした。
 昔は、「くたま山のくたまさん」と呼ばれていたようですが、今では、「権現さま」、また、幸神社とも言われ人々がここを訪れます。
 民話では、沖で遭難した船が、権現山の頂上の明かりに導かれ助かったという話もあります。戦時中は、出兵した兵隊さんの無事を祈願しにここを訪れていたそうです。人々が現代までここを、大切に大切に守り継がれてきたこの伝統。これからも牛深の人々によって守り継がれて行くことでしょう。


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